大学院医学研究科飯島一誠教授の小児ネフローゼ症候群の疾患感受性遺伝子及び薬剤感受性遺伝子同定研究課題が、「オーダーメイド医療の実現プログラム (発症メカニズム研究領域)」に採択されました。

本研究開発は、小児ネフローゼ症候群の疾患感受性遺伝子 (病気のかかりやすさに関係する遺伝子) 及び薬剤感受性遺伝子 (薬の効きやすさに関係する遺伝子) を、ゲノムワイド関連解析 (GWAS) 等を用いて同定し、その発症機序の解明及びオーダーメイド医療の実現に資することを目標としています。

本研究開発により、疾患感受性遺伝子が同定されれば、小児ネフローゼ症候群の病因?病態の解明につながり、治癒に導きうる原因療法の開発に寄与することが期待できます。また、薬剤感受性遺伝子が明らかになれば、ネフローゼ症候群発症時に薬剤感受性遺伝子のgenotypeを調べることで、発症早期にステロイドやシクロスポリンなどの免疫抑制薬に対する治療反応性を推定することができ、小児ネフローゼ症候群のオーダーメイド医療を実現することが期待されます。

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